活動実績

【支援事例】食品製造企業の経営革新

当拠点の支援事業の中から、支援事例を紹介いたします。

 経営革新 

現場改善の徹底による生産性向上

≪企業データ≫

企業名:株式会社信州自然王国

代表者:花岡 大志様

所在地:飯田市座光寺6115

事業内容:調味料製造販売

従業員数:11名

連絡先:0265-52-3780

当社は昭和61年に有機農業を目指す案山子生産組合として創業。創業当時より30年余に亘り“添加物を一切用いない本物の味づくり”を掲げ、およそ200品目の調味料・ジャム・惣菜類の瓶詰製品を製造販売している。

【企業の現状及び支援の経緯】

当社は、長らく赤字が連続しており債務超過の状態が続いていた。このため地元金融機関の支援の下で経営改善を検討する中、コスト面の把握ができていないことが判明し、よろず支援拠点に支援を要請した。

事業は、製造工場を持ち、卸売販売を実施。これまで多品種少量の生産に徹してきている。主な取引先は、大手スーパー・問屋が8割、OEM生産・プライベートブランドとして農園などからの瓶詰商品の委託製造(開発を含む)が2割となっている。

過去に設定した価格をそのまま踏襲してきており、商品ごとの損益が分からない状況にあった。原価を設定し、主力商品について損益を明確にする原価管理を行うことが当面の課題である。なお、赤字商品については損益改善の対応策が必要となる。

【実施した支援内容】

1 原価管理

製造原価の基礎データを設定した上で、年間出荷上位20品目を抽出して原価を算定、仕切り価格と比較検証した。その結果、黒字と赤字が半数ずつ、売れ筋NO.1の主力商品を除くと黒字でも利幅が小さく、総額では赤字となることが裏付けされた。赤字商品のうち、スーパー・問屋向けは、値上げが困難なため、瓶の形状・名称を変えてモデルチェンジを行うよう助言した。OEM・PBは交渉の余地があり、値上げ交渉を行うと同時に、最小ロットの限度を指定して生産性を上げる取組みを支援した。

2 生産能力の向上

対策として次の2点を提案した。

①ボトルネックとなっている工程への設備投資と、ライン増化による生産能力の増強

②生産計画をきめ細かく立案し、小ロット→中ロット化した上、見える化して生産効率を上げると共に、納期対応力を向上させる。

【支援の結果及び今後の展開等】

支援の結果、直近期の決算では初めての黒字となった。現在、コロナの影響により月次売上高は先期の9割前後となっているものの、月次での黒字化を確保する状況にある。

黒字体質を固めていくためには、今後、生産能力向上のための改善を進めていく必要がある。

 ~~~支援をうけて~~~ 代表取締役/花岡 大志様

原価計算がしっかりしていない中での新体制となり不安ばかりだったが、ご支援いただいた内容を実践するうちに、問題点もはっきりと浮かび上がってきました。問題点の解消と共に黒字基調となり、顧客との商談にも生産性を反映させた数字を提示することができ、業績の改善に大きく反映できたと思います。ご支援いただきありがとうございました。今後も、ご指導よろしくお願い申し上げます。

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