活動実績

【支援事例】 新規品目の導入による農業経営改善

当拠点の支援事業の中から、ご支援事例を紹介いたします。

 

経営改善

支援:大井 美知男コーディネーター
 
大井美知男コーディネーター

夏イチゴ新品種の育成、在来野菜品種の掘り起こしと活用など、30年間にわたる長野県農業との関わりで得られた実績を活かし支援にあたっています。詳しくはこちら

 

北信生コン

 企業の概要 

企業名:北信生コン株式会社

代表者:福原 初

所在地:栄村大字堺18408

事業内容:生コン製造販売業

従業員数:11名

電話:025-767-2041

昭和56年設立。秋山郷を主力営業地盤として、生コンの製造販売、土木・建築・舗装等の請負、建設資材の販売事業等を展開。近年は農業生産分野にも進出しており、同じグループ内に5つの関連会社を有する。

 

 支援に至る経緯 

平成27年から、栄村五宝木の牧場跡地で野菜生産を開始したが、毎年赤字が続いたため、金融機関を介して支援を受託することとなった。

  現状 

生産性・収益性の向上が課題

当該生産圃場は約35ヘクタールを有し、生産初年度から平成28年にかけて全圃場を活用してダイコン・ニンジン・キャベツ・レタス・ソバなどを栽培した。気候や土壌との不適合が認められた品目を淘汰し、平成29年度はダイコン・ニンジン・ソバに収れんしたが、主品目のダイコン・ニンジンの収量は栽培した品種の基準収量に及ばず、また上物率が低いために収穫物の粗収益は低い水準となっている。こうした現状を打開して生産性を向上させ、高い収益性をあげて、いかに黒字に転換させるかが、本案件の課題である。

  支援内容 

粗収益目標値を満たせる品目の選定

経営形態に合わせた1品目栽培への移行、粗収益目標値を満たせる品目の選定を重点課題として取り組んだ。品目はニンジンとし、近年需要が急増しているが、国内生産がほとんどない加工品種の導入を提案した。国内育成品種には加工適性のある品種がないため、オランダBejo社から3品種を導入して3作期での適応試験を実施した。その結果、収量性、品質とも優れた結果が得られ、栽培面での適性は確認された。加工適性と収穫物の受け入れを確認するため、野菜のカット加工業の㈱フレッシュベジ加工で意見を聴取した。その結果、品質に問題なく、生産物は全量販売できる見通しを得た。取引価格と生産量から算出すると、約18ヘクタールの栽培で目標とする収益が達成できる。

北信生コン様栽培地

 

  支援の成果 

従事する人数、既存設備なども勘案して、品目および品種を選定した。現時点ではニンジン栽培に適する圃場面積は、経営収支目標の18ヘクタールを満たせないので、面積拡大のための圃場整備を低経費、短期間で完成するような技術的アドバイスを継続する。 ニンジンの次に有益な栽培品種についての情報を取得し、支援を継続していきたい。

栽培品種

 

支援をうけて 企業様からの声

生産リーダー 大谷 知己様

加工用ニンジンとしてオランダ産品種をご紹介頂き、割れ腐れが少なく、収穫適期も長いため、大変栽培し易いニンジンとして今後期待しております。大井コーディネーターからは、栽培技術に係るアドバイスを頂くだけでなく、広く農業経営全体の視点から品種選定や栽培計画に意見を頂き大変参考になっております。

一覧へ
ご相談のお申し込みはこちら ご相談の
お申し込みは
こちら
ページトップへ